正式には「船戸鎮守奉社祭典」と呼ばれ、船戸天満宮のおびしゃ行事で江戸時代から400年前から続いている

氏子は約300戸で、6組合に分かれ、毎年持ち回りで当番を務め、余興は一年間練習に励むという。組によって余興の演目は変わる。

まずは祭壇が作られ、菅原道真公の掛け軸が掲げられ、神事が厳かに五穀豊穣、無病息災を祈願する。

神事が終わると、当番組の役者が登場。まずは「三助踊り」が披露される。代官が行列を引き連れて現れ、御伴の三助奴がタクワンと草履を手に持ち、代官をからかう仕草を見せ、観客の笑いを誘う。

次に「三番叟」が演じられる。今年は14歳の女子中学生が、難しい舞を見事に舞い納めた。最後の演目は「おかめ踊り」。天細女命が岩戸舞を舞い、途中で町娘の姿に早変わりし艶やかに舞い納める。

最後には、全員で謡を披露し、御開きとなる。、