千葉県印旛郡酒々井町墨の六所神社に奉納される三匹獅子舞。享保19年(1734)、神社の遷宮式に奉納するため、羽黒山から教えを請い始まったと伝わっている。一時途絶えていたが、大正15年に復活し現在に至っている。現在も雨乞いと五穀豊穣を祈願し毎年7月の第三日曜日に奉納される。 

一人立ちの三匹獅子舞で「雄獅子」「中獅子」「女獅子」と道化の猿が舞を奉納する。獅子の腰につけた鞨鼓を撥ではなく、手で打ち鳴らしながら舞う。道化の猿はササラをもつ。囃子方は笛、大太鼓、小太鼓。 

演目は、「足揃え」「芝獅子」「幣束獅子」「剣の舞」