毎年、4月3日成田市の旧成田町で行われる「おどり花見」。旧成田町の七ヶ町(上町・幸町・花崎町・田町・東町・本町・仲町)の女人講の人々が行っている。各町内は七年に一度回ってくる年番を受け持つ。いつ頃から始まったかは記録した文書がなくさかのぼることはできない。門前町成田が発展するにつれて盛んになったといわれる。近世中期に江戸を中心に流行した「弥勒踊り」が成田にも定着したもの言われている。歌詞の最後の部分が江戸で流行した弥勒とは違い「あんば大杉大明神 悪魔を祓ってヨイヤサ」とあり、茨城県稲敷の大杉明神信仰を加味していると思われる。参考:成田市史 民俗編